囲碁の7大タイトル戦 

  

 
棋聖

1976年創設。読売新聞社主催。日本の国内棋戦中、賞金が最高額(2009年現在、4500万円)であるため、国内のタイトルの序列では最高の位置に列せられる。またタイトル戦では現在唯一、2年に一回海外対局を行なう。棋聖を5連覇、または通算10期以上獲得した棋士は、60歳以降に名誉棋聖を名乗る資格を得る。藤沢秀行が生前これを名乗ったほか、小林光一が名乗る資格を得ている。

名人 1962年に創設されて1975年まで読売新聞社主催で開催、1976年から朝日新聞社主催で開催。優勝賞金は3700万円。読売新聞時代の名人戦は「旧名人戦」と呼んで区別されている(移管の経緯については後述)。現行名人戦はこの時から新たに「第1期」からカウントしているが、旧名人戦最後のタイトル者大竹英雄は移行時にもその地位は持ち越され、現行名人戦の第1期に挑戦者を迎えることとなった。名人戦の朝日移管後は、読売は棋聖戦を主催する。

本因坊 1939年創設。毎日新聞社主催。最後の世襲本因坊二十一世本因坊秀哉名人は、本因坊の名は棋界随一の実力者が名乗るべきものであるという思いから、日本棋院に本因坊の名跡を譲り渡し、選手権制による本因坊戦「本因坊名跡争奪・全日本専門棋士選手権大手合」が行われることになった。囲碁におけるタイトル制度はこれが始まりであり、以後に始まる多くの棋戦のモデルとなった。

十段 1962年創設。前身は早碁名人戦。産経新聞社主催。挑戦者は16名から成るトーナメント戦によって選ばれるが、この棋戦の特徴として敗者復活戦がある。一度敗退した者は敗者組トーナメントに回り、その優勝者が本戦トーナメントの勝ち抜き者と対戦して挑戦者を決定する。挑戦者はタイトル保持者と五番勝負を行い、優勝者を決める。本戦トーナメントで2勝以上した8名は次期にシードされ、予選勝ち抜きの8名とともに挑戦者決定トーナメントを戦う。

  天元  1976年創設。前身は日本棋院選手権戦。新聞三社連合主催。トーナメント戦による勝者がタイトル保持者と五番勝負を行い、優勝者を決める。トーナメント制である上に、同様の十段戦・王座戦・碁聖戦に比べて本戦トーナメントの出場枠が多い(28名+α)のが特徴で、小林光一・片岡聡・柳時熏・羽根直樹・河野臨ら若手が初タイトルとして戴冠することが多い棋戦となっている。

  王座  1953年創設。日本経済新聞社主催。トーナメント戦による勝者がタイトル保持者と挑戦手合を行い、優勝者を決める。当初はトーナメント制を採り、第1期は決勝一番勝負、第2-15期は決勝三番勝負。王座を5連覇、または通算10期以上獲得した棋士は、60歳以降に名誉王座を名乗る権利を得る。名誉王座の資格を持つのは加藤正夫のみ。加藤は第30-37期の8連覇を含め通算11期獲得、「王座戦男」の異名をとった。

  碁聖  1976年創設。前身は全日本第一位決定戦。主催 新聞囲碁連盟(加盟12社) 碁聖を5連覇、または通算10期以上獲得した棋士は、60歳以降に名誉碁聖を名乗る権利を得る。2007年現在、6連覇の記録を持つ大竹英雄が唯一この称号を名乗っている。なお大竹は前身の日本棋院第一位決定戦、全日本第一位決定戦でもこのタイトルに強く、全日本のタイトルは一度も大竹以外の手に渡ったことはなかった。他に小林光一も名誉碁聖を名乗る権利を得ている。

     



   七大タイトル以外の主要棋戦


  NHK杯  NHK杯テレビ囲碁トーナメント(NHKはいテレビいごトーナメント)とは日本放送協会が主催する囲碁の棋戦である。トーナメント方式の優勝棋戦で、優勝者は「NHK杯」または「NHK杯選手権者」と称される。優勝賞金は500万円。優勝者と準優勝者はテレビ囲碁アジア選手権戦への出場権を得る。
   
  新人王戦  しんぶん赤旗主催
優勝賞金 200万円
     
  NECカップ  NEC主催
NECカップ選手権者(優勝)に輝くと賞金1700万円、準優勝でも750万円
     
竜星戦  サテライトカルチャージャパン主催
優勝賞金 600万円
     
  阿含桐山杯  日本棋院主催
優勝賞金額1,000万円、準優勝500万円。
プロとアマが対戦する唯一のオープン戦として、1994年にアコム杯全日本早碁オープン戦が創設され、1999年第6期より阿含・桐山杯となる。
     
     
   女流戦 
     
  • 女流本因坊戦(共同通信社主催)優勝賞金 580万円
  • 女流名人戦(産経新聞主催)優勝賞金 510万円
  • 女流棋聖戦(NTTドコモ協賛)優勝賞金 500万円
     
   地方の独自棋戦 
     
     
  • 王冠戦(中日新聞社主催)
  • 関西棋院第一位決定戦(山陽新聞主催)
  • 産経プロアマトーナメント戦(産経新聞、関西棋院共催)

   ネット棋戦 
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